Q&A

鍼は痛くないですか?鍼の太さはどれくらいですか?

皮膚に刺す瞬間はほぼ無痛です(まれにチクっとすることはあります。)その後、鍼を体の中へ入れていき、筋肉の硬結した部分に当たった時に『ズーン』とした痛いような締め付けるような独特の感覚があります。ちょうど、凝った肩や腰の悪い部分を強く指圧された時のような感覚です。

この独特の感覚を「得気(とっき)」といいます。得気があれば、鍼が悪いところにしっかり入ったという目安になり、当院ではこの感覚を重視して施術を進めます。

この得気の感じ方には個人差があります。痛いと仰る方もおられますし、むしろ気持ち良いと仰る方もいますが、重症になり筋肉が凝り固まっているほど痛く感じます。

当院で使用する鍼の太さは0.2㎜~0.4㎜です。一般的な病院で使用される注射針の、一番細い部類のものが0.4㎜です。人の髪の毛の太さが0.05㎜~0.15㎜ですので髪の毛と注射針の中間の太さということになります。

鍼による感染の心配はありませんか?

当院では個人鍼キープ制をとっています。個人鍼キープ制とは初診時に新品のステンレス鍼を使用し、その後オートクレーブにより高圧蒸気滅菌を行い、患者様専用の鍼として試験管に保管し、ご来院の度に使用・滅菌をする方法です。オートクレーブ滅菌を行うことでウイルスや細菌は死滅しますし、鍼は他の患者様と使いまわしは致しませんので感染のリスクはありません。

それでも使い捨て鍼をご希望される場合は、鍼代として別途1000円を頂いて使い捨て鍼を使用致します。

鍼で血管や神経は損傷されないのですか?

鍼灸治療用の鍼は上述の通り注射針よりも細いことに加え、その先端の形状も異なります。注射針は竹槍のようになっているのに対し鍼の先端は松葉型といって少し丸みを帯びています。このため痛みは和らぎますし、体内組織の損傷を小さくすることができます。

神経に鍼があたるとビリビリしますのですぐに判りますが、すぐに収まります。これは一度神経に当たるか近くをかすめるが、鍼が神経を避けて通っていくと考えられます。ちょうど肘の内側をぶつけたときにビーンとしますがそれと同様の現象です。

動脈は心臓からの拍動に耐えるため血管壁に柔軟性と弾力性がありますが、静脈は血管壁に柔軟性と弾力が乏しく、血管に鍼で小さな穴が開き内出血をすることはありますが、機能的には問題ありません。見た目上は良くないので温めると内出血の再吸収が早まります。動脈は血管壁が強く柔軟性もあるため鍼を避けてしまいます。

鍼灸治療を受けるのに必要なものはありますか?服を脱ぐ必要はありますか?

特に必要なものはありません。鍼を打つ部分をめくって頂ければ大丈夫です。腰痛治療の鍼をする際には臀部にも治療することが多いので少しウエストを下げます。首肩の治療の際は首から背中まで打つことがあるので、女性の患者さんにはワンピースタイプの患者着を用意しています。

何回くらい通えば良いでしょうか?

急性なら1回で、慢性でも3回位までには効果が出始めます。すっかり良くなって治療も卒業までだと急性なら1~3回、慢性だと5~10回、さらに重症だと10回以上かかる場合もあります。

ですので一回の治療で効果が出なくても、3回位は通って頂けると良いと思います。


どれくらいの頻度で通えば良いですか?

治療後2~3日は鍼の後の筋肉痛のような痛みが残る事が多いですが、その痛みが消えれば大丈夫なので大体4日目位から大丈夫です。逆に10日以上間隔が空くと体は元の悪い状態に戻りますので4日から7日に一回の頻度が良いでしょう。