勉強会への思い

私がフカハリカレッジ:深層筋鍼治療の勉強会 を行うのは、浅野周先生への感謝と、困っている鍼灸師への貢献のためです。

私も浅野先生に出会うまでは、痛みの治療が上手くできず、路頭に迷いかけている鍼灸師でした。

このままでは鍼灸を辞めてほかの仕事をした方が良いのではないか?とさえ考え始めていました。

もちろん、優しい鍼、刺激の少ない鍼灸で、最大の効果を出せるに越した事はないです。

しかし、刺激の少ない方法で、ぎっくり腰を再現性高く治療できる方法には、なかなか出会えませんでした。

もしかしたらまだ出会えてなかっただけかも知れませんし、私の努力や能力が足りなかっただけかもしれません。

しかしぎっくり腰を治せる低刺激の技術を身に付けるのに、あと何年も勉強会に通って、とかはもう難しいと感じました。

浅野先生は、鍼灸師が最低でもぎっくり腰と寝違えを再現性高く治療できる方法を考案し、ほぼ無償で教えてくださいました。

この2疾患は北京堂の得意疾患であり、即効性のニーズが高い疾患です。痛みが強く生活に支障が出ますし、整形外科では湿布と痛み止めの処方しかされないためです。

逆に難しい疾患や難病などはA級の鍼灸師に任せて、北京堂は急性の痛みをしっかり治療できればということを著書に書かれています。

確かにこの2疾患を再現性高く治療する技術があれば、開業して生活していくだけの稼ぎを得ることは可能です。

患者さんも助かる人が増やせます。そして鍼灸の社会的認知が上がり、志のある鍼灸師が路頭に迷わなくて済みます。

私は浅野先生の治療院で約2年間、月に2回の研修を継続し、沖縄で開業しました。

その後4年経ちましたが、お陰様で運営はとても順調です。

研修期間中は、当時の患者さんにお願いして鍼を受けて頂き、自信を持てました。もちろん沢山失敗もしました。当時お世話になった方々には今でも大変感謝しています。

 

北京堂浅野式の習得は簡単ではありません。

しかし、要点をしっかり押さえられれば、短期間の習得が可能です。

まず、深層筋まで届く長い鍼を使用するので、安全に行うために解剖学の知識は必須です。

そして固く凝っている筋肉にしっかり鍼を入れる際におこる「得気」「響き」「痛み」は患者さんにとって苦しいものになる事が多く、施術者のコミュニケーション能力と説明力・対応力が必要です。

また、実際にぎっくり腰や寝違えをしている患者さんに刺さないと、その感触や反応や変化を確認することが出来ません。

施術して効果の確認を繰り返し、成功しても失敗してもそれが何故なのかしっかり考えることが必要です。

その為、フカハリカレッジでは、インプット(学習・実際の治療の見学)とアウトプット(練習・指導)の機会をしっかり設け、希望者には北京堂首里でのモニター施術の機会を作っています。

もちろん、施術者としての心構えや対応力についても指導しております。

今後は、ますます少子高齢化が進み、健康への意識が高まり、深層筋鍼治療の需要は間違いなく増えていきます。

北京堂浅野式を習得すれば、健康寿命を延ばすことへの大きな貢献が可能になります。

志のある鍼灸師のフカハリカレッジへの参加をお待ちしております。

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