初めての鍼が不安な方へ|刺激の強さはあなたと一緒に決めます【深層筋鍼治療の現場から】

「鍼って痛いですか?」

新患さんから一番多くいただく質問です。正直に言うと——深層筋に届かせるため、多少あります。でも、強さはあなたと相談して決めます。

なぜ「刺激量の相談」が大切なのか

当院が行う深層筋鍼治療では、一般的な鍼灸治療に比較して強い刺激を使い、置鍼を行います。これは結果を出すために必要なアプローチです。

しかしだからこそ、患者さんの経験・感受性・不安を無視することはできません。大切にしているのは「インフォームドコンセント」——刺激の強さや本数を提案し、必ずご了承いただいてから施術を始めるという考え方です。

「やってみて痛ければ減らすこともできる。物足りなければ増やすこともできる」

鍼の本数は0本から100本近くまで調整可能です。その日の状態、感受性、初めての経験かどうか——すべてを考慮しながら、一緒に施術を組み立てます。

3つの実際の例でご説明します

① 首肩こり・鍼が初めての方

首の横から肩のてっぺんにかけてのラインが辛い。しっかり刺す鍼は初体験。鍼の太さを細め(直径0.24mm)、本数も通常の1/3程度からスタートしました。中斜角筋・僧帽筋の押圧痛が強い部位を中心に刺鍼。初回でも深層筋まで届かせることで、施術後には押圧痛の軽減を実感していただけました。

「思っていたより全然大丈夫でした」——その言葉が一番嬉しいです。

② ぎっくり腰後の残痛・超多忙な方

仕事が多忙で、どうしても出張に間に合わせたい。最初は鍼の感覚が強く感じられたため、まず右の大腰筋に8本のみで様子見。効果を実感してもらってから毎回少しずつ本数を増やしました。最終的には左の腰方形筋が主な問題と判明し、集中アプローチ。数日後には痛みなし、無事に出張に間に合いました。焦らず、患者さんのペースで進めることが大切です。

③ もも裏と膝の痛み・クロスフィット選手

幼少期からの激しいスポーツ歴があり、高校生から深い鍼を経験済み。この方には初回から本数・深さともにフルアプローチ。ハムストリング深部・膝窩筋・ヒラメ筋まで深く刺鍼。筋肉の芯まで得気を出すことで、施術後の可動域改善を実感していただきました。

初めての方へ

「初めてだから怖い」「痛みに弱いから不安」——そういう方には、必ず細め・少なめのスタートを提案します。それでも深層筋まで鍼が届けば、体の変化を感じていただけます。

なぜ深層筋まで届かせる必要があるのか

多くの慢性痛の原因は、表面の筋肉ではなく深層筋の線維化です。筋肉が慢性的な負荷にさらされると、筋線維の間にコラーゲンが沈着して「線維化」が起こります。この硬化した深層筋が神経を圧迫し、痛みや痺れ・感覚異常を引き起こします。表面だけに届く細い鍼では、この線維化にアプローチできません。だから深層まで届く施術が必要なのです。

最後に

初めての鍼は、誰でも不安なものです。でも「不安だから相談できない」ではなく、「不安だから相談してほしい」のです。「どのくらい痛いですか?」「本数はどのくらいですか?」「私の症状に効きますか?」——どんな質問でも歓迎です。

北京堂鍼灸首里いじゅ治療院では、で18年・約3万5000回の施術実績をもとに、初めての方から慢性症状でお悩みの方まで幅広く対応しています。まずは公式LINEよりお気軽にご相談ください。