「半年以上、股関節の痛みで悩んでいます。病院では異常なしと言われて…」
Y様(24歳・男性)は、友人の紹介で来院されました。若いのに半年以上の股関節痛。毎朝の立ち上がりが辛く、通勤や長時間の座り仕事でも不快感が続く日々でした。
症状の詳細
- 座って立ち上がる瞬間の股関節のズキッとした痛み
- 歩き始めの数歩での鋭い不快感
- 長時間座り続けた後の股関節の重さ・こわばり
- デスクワーク中の股関節〜鼠径部にかけての違和感
整形外科で検査を受けましたが「骨や関節に異常はない」と言われ、原因が分からないまま過ごしていました。
股関節痛の本当の原因
股関節の痛みで画像検査に異常がない場合、原因として多いのが深層筋の線維化です。股関節周囲には関節を安定させ動かすための深層筋が多数あります。
- 腸腰筋(腸骨筋+大腰筋):股関節を曲げる主動作筋。デスクワーカーに特に硬くなりやすい。
- 梨状筋:股関節の外旋に関わる深層筋。坐骨神経が近くを通る。
- 閉鎖筋群・深層外旋六筋:股関節の細かな安定に関わる筋群。
- 大腿筋膜張筋:股関節から膝にかけての張力を調整する。
これらが慢性的な負荷(長時間の座位、運動不足)によって線維化すると、動き出しに痛みが生じます。
線維化は検査に映らない
筋肉の線維化とは、筋線維の間にコラーゲンが沈着して弾力を失った状態です。この変化はMRIにも映らないため「異常なし」という診断になりがちです。しかし触診では、硬結(筋肉の硬いしこり)として確認できます。
施術の内容
触診で腸腰筋・梨状筋・閉鎖筋群に強い線維化・硬結を確認。これらの深層筋へ直接アプローチしました。当院では一般的な鍼灸治療に比較して強い刺激を使い、置鍼を行います。表面からでは届かない深層筋の硬結に鍼を届かせ、得気を出しながら置鍼することで、線維化した組織の血流を回復させます。
経過と結果
- 1回目後:「施術の翌日、立ち上がりが少し楽になった気がします」
- 2回目後:「日常生活ではほぼ気にならなくなりました」
「半年間悩んでいたのに、2回でここまで変わるとは思いませんでした」
現在も経過観察と予防的アプローチのために通院継続中。「完全に治して、もっとアクティブに動けるようになりたい」と話してくれています。
24歳で股関節痛になる理由
「若いのに股関節痛?」と思われるかもしれませんが、現代では珍しくありません。長時間のデスクワーク・スマートフォン操作・運動不足……腸腰筋は座っている間中、短縮した状態で固まり続けます。これが線維化の直接の原因になります。若い世代だからこそ、早めにアプローチすることで完全な改善が見込めます。
北京堂鍼灸首里いじゅ治療院では「検査では分からない痛み」の根本改善を目指しています。気になる方は公式LINEよりご相談ください。