「頭痛薬が手放せない」という方によくお会いします
「毎日のように頭痛薬を飲んでいる」「マッサージに行った日は楽になるけど、2〜3日でまた痛くなる」——那覇市首里の当院には、そんな慢性的な頭痛を抱えた方が数多く来院されます。今日は、頭痛に対して鍼灸がどう効くのか、そして他の対処法と何が違うのかを、できるだけ具体的にお伝えします。
頭痛の多くに関わっている2つの筋肉
緊張型頭痛や、肩こりからくる頭痛の背景には、後頭部の深いところにある筋肉の緊張が関わっていることが非常に多いです。
- 後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋): 頭蓋骨のすぐ下、首の一番上にある小さな筋肉群。目の使いすぎ、スマホやパソコンでのうつむき姿勢で常に緊張しやすい部位です
- 板状筋(頭板状筋・頸板状筋): 後頭下筋群よりもやや表層にあり、首を後ろに反らす・回す動きに関わる大きめの筋肉。デスクワークで首が前に出た姿勢が続くと、常に引き伸ばされた状態で緊張します
後頭下筋群のすぐ近くには大後頭神経が通っており、この筋肉が硬くなると神経を圧迫し、後頭部から頭頂部にかけてズキズキ・ジンジンとした痛みが出る後頭神経痛のような症状につながることもあります。
他の対処法と、鍼灸(深層筋鍼治療)を比べてみる
マッサージ・指圧
気持ちよく、一時的に緊張はほぐれますが、手の圧力だけでは後頭下筋群のような深い部分まで届きにくいのが実際のところです。表面の僧帽筋あたりは楽になっても、根っこの部分の緊張が残るため、数日で元に戻ってしまうケースをよく見ます。
市販の頭痛薬・鎮痛剤
痛みの信号を一時的にブロックする対症療法です。緊急時には有効ですが、根本にある筋肉の緊張自体は変わらないため、薬が切れればまた痛みが戻ってきます。長期連用による胃腸への負担も気になるところです。
整体・カイロプラクティック
骨格のゆがみやアライメントに主眼を置いたアプローチです。姿勢の改善という点では意味がありますが、線維化して硬くなった筋肉そのものを直接ゆるめるアプローチではないため、筋肉の状態そのものへの効果は限定的になりやすい印象です。
一般的な鍼灸
浅い刺鍼が中心で、置鍼をしない、あるいは短時間で済ませるスタイルも多く見られます。表面近くの緊張には効果がありますが、後頭下筋群のような深部の筋肉まで刺激が届きにくいことがあります。
当院の深層筋鍼治療
長く太い鍼を使い、後頭下筋群・板状筋の深いところまで直接届かせます。他の鍼灸治療と比べて強い刺激を用いること、そして置鍼を行うことが当院の特徴です。置鍼によって軸索反射という反応が起こり、刺激した神経領域一帯の血流が回復していきます。この血流回復こそが、線維化した筋肉を根本から変えていくために必要なプロセスだと考えています。
なぜ「表面だけ」では頭痛が繰り返すのか
慢性的な頭痛の背景には、慢性的な血流不足と、それによる筋肉の線維化があります。長時間のデスクワークやスマホ操作で後頭下筋群・板状筋への血流が悪い状態が続くと、筋繊維が弾力を失ったコラーゲン組織に置き換わっていきます。線維化した筋肉は、マッサージやストレッチ、表面的な鍼では変化しづらく、これが「何をやっても頭痛が繰り返す」状態の正体です。
当院では、この線維化した組織そのものに鍼で機械的な刺激を加え、こり固まった筋線維をほぐしながら組織の入れ替わりを促していきます。表面的な施術では届かない場所にこそ意味を持つアプローチです。
日常生活で頭痛を悪化させやすい動作
沖縄でも冷房の効いたオフィスでのデスクワーク、長時間のスマホ操作、車の運転中の前傾姿勢などは、後頭下筋群・板状筋を常に緊張させる代表的な動作です。特に画面を見上げるように首を前に突き出す姿勢は、後頭部の筋肉に持続的な負担をかけます。
よくある質問
Q. 何回くらい通えば楽になりますか?
頭痛の頻度や慢性化している期間によって差がありますが、週1回程度のペースで数回続けていただく中で変化を実感される方が多い印象です。
Q. 施術後にだるさが出ることはありますか?
強めの刺激を用いるため、施術当日〜翌日にかけて軽いだるさが出ることがあります。これは血流が動き出しているサインであることが多く、数日以内に落ち着くのが一般的です。
自宅でできるセルフケア
- 後頭部のセルフマッサージ:両手の親指を後頭部の生え際あたり、首のくぼみに当て、頭の重みを利用してじんわり圧をかける。強く押しすぎず、心地よい強さで10〜20秒
- 蒸しタオルで首の後ろを温める:入浴時や就寝前に、後頭部から首にかけて温めると血流が促され、緊張がゆるみやすくなります
ただし、セルフケアでゆるむのは表層の筋肉が中心で、線維化が進んだ深部の緊張まで変えるのは限界があります。何をしても頭痛が繰り返す方は、一度深層筋そのものにアプローチしてみる価値があると思います。
那覇で頭痛にお悩みの方へ
北京堂鍼灸首里いじゅ治療院(沖縄県那覇市首里)では、後頭下筋群・板状筋への深層筋鍼治療を通じて、繰り返す頭痛の根本改善に取り組んでいます。那覇市内はもちろん、浦添・宜野湾・糸満・豊見城からも通っていただいている方がいます。頭痛薬が手放せない、マッサージに行ってもすぐ戻ってしまう、という方は一度ご相談ください。
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