パソコン作業のあとに頭が締め付けられる那覇の方へ|緊張型頭痛と後頭下筋群の関係

パソコン作業のあとに頭が締め付けられる那覇の方へ|緊張型頭痛と後頭下筋群の関係

「夕方になると頭全体がヘルメットをかぶったように締め付けられる」「パソコン作業が続いた日は決まって頭が重い」。那覇市首里の北京堂鍼灸首里いじゅ治療院にも、こうした緊張型頭痛でお悩みの方が多く来院されます。ハッキリ言うと、この頭痛の多くは首の付け根、後頭下筋群という小さな筋肉の凝りが引き金になっています。今回はそのメカニズムと、意外と見落とされがちな「目の奥の頭痛」という症状の出方についてお伝えします。

緊張型頭痛の正体、後頭下筋群という小さな筋肉

後頭骨と頸椎の間には、大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋という4つの小さな筋肉、後頭下筋群があります。頭を支え、細かく動かす役割を持つこの筋肉群のすぐそばには、頭皮の感覚を伝える大後頭神経が通っています。デスクワークやスマートフォンの使用で頭が前に突き出た姿勢が続くと、後頭下筋群は常に緊張を強いられ、慢性的な血流不足からビーフジャーキーのように弾力を失った状態、いわゆる線維化に近づいていきます。硬くなった筋肉が神経を圧迫・刺激することで、後頭部から側頭部、頭全体にかけての締め付けるような痛みが生まれます。

見落とされがちな症状、「目の奥の頭痛」

ここが今日一番お伝えしたいポイントです。後頭下筋群が硬く凝ると、いわゆる緊張型頭痛や、大後頭神経が圧迫されることによる後頭神経痛(後頭部のズキズキ・ピリピリした痛み)を起こすだけでなく、もうひとつ重要な症状の出方があります。それが「目の奥の頭痛」です。

後頭下筋群は頭蓋骨のすぐ下、体の表面から遠い深い位置にある筋肉です。そのため、この筋肉が凝ったときの不快感は、後頭部の痛みとしてよりも「目の裏側が凝っている」「眼球の奥がズーンと重くてつらい」という形で自覚されることが少なくありません。患者さんの中には「頭が痛い」というより「目が疲れる」「目の奥が重い」と訴える方が多く、眼精疲労だと思い込んで見過ごされているケースも多いです。パソコン作業やスマートフォンの使用で目を酷使する方ほど、後頭下筋群の緊張とこの目の奥のつらさを併発しやすい傾向があります。「目薬をさしても変わらない」「眼科では特に異常なしと言われた」という方は、実は首の奥の筋肉が原因になっているかもしれません。

なぜマッサージや温めだけでは変わらないのか

後頭下筋群は指1本分ほどの小さく深い場所にある筋肉のため、表面からのマッサージでは十分な圧が届きにくい構造になっています。慢性的に血流不足が続いた筋肉は、線維化というコラーゲン組織に置き換わった状態になっており、ストレッチや温熱だけでは弾力を取り戻すのが難しくなります。線維化は特に、筋肉の深い部分と、骨に付着する起始停止部に起こりやすいという特徴があります。

日常生活に潜むきっかけ

長時間のパソコン作業でうつむき姿勢が続く、スマートフォンを見るときに首が前に出る、車の運転で前傾姿勢が続く。こうした日常のなにげない動作すべてが、後頭下筋群への負担になっています。1時間に1回は画面から目を離し、首の後ろを軽く伸ばす時間を作ることをおすすめします。

なぜ深層筋鍼治療が有効か

当院では、患者さんの体格や筋肉量に合わせて鍼の長さを調整しながら、後頭下筋群の奥まで直接アプローチします。表面だけでなく奥の原因筋まで届かせることが、深層筋鍼治療の一番の特徴です。当院では一般的な鍼灸院より強めの刺激を用い、鍼を留置する置鍼を行っています。置鍼によって軸索反射が起こり、刺激した神経領域全体の血流が回復することで、線維化が進んだ筋肉にも変化のきっかけが生まれます。刺激量は体格や症状の強さに応じて調整しますので、鍼が初めての方も安心してご相談ください。

自宅でできるセルフケア

  • 後頭下筋群のストレッチ:椅子に座り、片手をあごに添えて軽く後方に押し、二重あごを作るイメージで10秒キープします。頭を前に突き出す姿勢のクセをリセットする動きです。
  • 後頭部のセルフマッサージ:後頭部と首の生え際の骨のきわを、指の腹で優しく円を描くようにほぐします。強く押しすぎないことがポイントです。

ただし、線維化が進んだ深層の筋肉は、セルフケアだけで根本から変化させるのは正直難しいところがあります。

北京堂鍼灸首里いじゅ治療院からのご案内

当院は那覇市首里で、長く太い鍼を使い深層筋へ直接アプローチする深層筋鍼治療を専門にしています。那覇市内をはじめ、浦添・宜野湾・糸満・豊見城からも多くの方にお越しいただいています。頭が締め付けられる感覚が抜けない、目の奥の重だるさが取れない、そんな緊張型頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。